私は半年前まで引きこもりでした。母の勧めでここに通うようになりましたが、正直初めは外に出るのも嫌で、すぐに辞めてしまうだろうと思っていました。しかし、通い始めてみて2ヶ月、スタッフさんはすごく親身に私のことを考えてくれて、ちょっとずつでも頑張ろうと思わせてくれました。今はまだ週に3日ほどしか通えていませんが、私のペースで少しずつ頑張ればいいとおっしゃってくれているので、無理しない程度に頑張ろうと思います。
最近はこんな私でもいつか一般就職ができるのではないか、そんな明るい希望を持って日々を過ごせています。

僕はパソコンのスキルを身に付けたくて、ここへ通い始めました。恥ずかしくてあまり言いたくないのですが、当初僕はパソコンの電源の切り方すら、分かりませんでした（笑）。しかし、そんな僕でもここのスタッフさんは丁寧に教えてくれました。
そして、通い始めて約1年、今ではPhotoshopを使って画像の加工・修正ができるようになりました。しかもそのスキルを使って実際に仕事をして、お給料がもらえるので嬉しいです。次は、Illustratorを使ってチラシの作成なんかにも、挑戦していきたいと思っています。

私はエナベルに通い始める前に一度、一般就職をしていた経験があります。その時は自分が障がいを持っていることを認めたくない気持ちがあり、障がいのことは隠して入社しました。そうすると、もちろん周りの社員さん達は私がしてほしい配慮もわからないし、私も障がいのことに関して、誰にも相談できませんでした。そして、その会社を半年と経たず辞めてしまった私がエナベルに出会ったのは約1年前。エナベルではパソコンスキルやビジネスマナーなど、色々なことを学びました。その中でも、私にとって最も学べて良かったことは、「障がいは個性であり、恥ずかしがることではなく、人それぞれ自分に合った仕事がある」ということです。この言葉を機に私は現在、某有名会社のグループ会社で、自分の障がいを打ち明けて働いています。会社の人たちは私に配慮を持ってくれて働きやすいですし、何か困ったことがあれば、今でもエナベルが相談に乗ってくれています。今の会社で長く働けるように、頑張っていきたいです。